第29回東京国際映画祭/Japan Now部門「監督特集 岩井俊二」の上映ラインナップが決定
第29回東京国際映画祭が、10月25日(火)~11月3日(木・祝)に開催される。9つある部門の中で、昨年、新設部門として注目を集めたJapan Now部門。今年は「監督特集 岩井俊二」の上映ラインナップが決定した。
『Love Letter』/©フジテレビジョン
現在の日本を代表する作品の数々を、映画祭独自の視点でセレクションする部門であるJapan Now部門。この部門を見れば、いまの日本映画を概観できるとともに、現在の日本が多面的に見えてくるという。また、気鋭の監督をピックアップし、特集上映を行うことでさらなる飛躍を応援する。
今年は国内外で幅広く活躍し、アジアで絶大な人気を誇る日本を代表する岩井俊二監督を特集。そして、「監督特集 岩井俊二」の上映ラインナップが決定した。
上映作品の選定理由について、安藤紘平プログラミング・アドバイザーは、「岩井俊二監督は、常に“日本の今”を生きる若い世代を寓話的に語りつつ、記憶、時間、社会といったものを彼独特の映像美学で表現する稀有な作家」とコメントしている。また、「映画監督協会新人賞を受賞し華々しくデビューした作品が『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』。そして『Love Letter』は長編第一作目、誤送された恋文から始まる名作で、多くの映画祭で受賞、韓国や中国。未だに圧倒的人気です。『スワロウテイル』は、円が世界で一番強かった時代を寓話的に描いた岩井監督らしい異色作」と語る。そして『ヴァンパイア』や最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』も上映するという。「岩井ワールドを全て魅せます」と意気込みをコメントした。
【第29回東京国際映画祭 開催概要】
■イベントタイトル:第29回東京国際映画祭
■開催期間:10月25日(火)~11月3日(木・祝)
■会場:六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)ほか都内の各劇場および施設・ホールを使用
■公式サイト:http://www.tiff-jp.net
■チケット発売 :10月15日(土)より発売開始