第32回東京国際映画祭が開幕。オープニングレッドカーペットイベントが開催!
今年の東京国際映画祭は10/28(月)から開幕。第32回東京国際映画祭フェスティバルミューズは広瀬アリス。オープニング作品は『男はつらいよ お帰り 寅さん』、GALAスクリーニングは周防正行監督の『カツベン!』となった。コンペティション部門は14作品、特別招待作品は映画『ひとよ』を始めとする19作品を上映。総数180作品がラインナップされた。

© 2019 TIFF
第32回東京国際映画祭が開幕した。10月28日(月)に六本木ヒルズアリーナでは全長約160mのレッドカーペットが敷かれ、今年のフェスティバルミューズの広瀬アリスからレッドカーペットに登場した。広瀬は映画祭を通じて、「映画が身近になるように」今回のミューズを務めたいと語った。
オープニング作品の『男はつらいよ お帰り 寅さん』からは、山田洋次監督を始め、倍賞千恵子、吉岡秀隆、後藤久美子、前田吟、夏木マリ、浅丘ルリ子らがレッドカーペットに登場。山田監督は「皆で作った作品。渥美さんが今日一緒にいないのが残念」と作品への愛情を語った。

© 2019 TIFF
GALAスクリーニングは『カツベン!』。周防正行監督がレッドカーペットに登場。映画『カツベン!』のテーマに「活動弁士」を選んだ理由をして、「昔の人はこんなに映画が進化するとは思っていなかった。当時は活動弁士がいて、まるで映画館がライブ会場のようだった」と、過去の映画について語り、現在の映画配信に触れ「スマホで観ている映画の第一歩はここ」だと伝えたいと語った。

© 2019 TIFF
また今年のコンペティション部門は、濱田岳・水川あさみが出演する、映画『喜劇 愛妻物語』を始めとする14作品がラインナップ。審査員長は、チャン・ツィーが務め、「最高の映画祭になりますように」とコメントした。

© 2019 TIFF

© 2019 TIFF
毎年、話題の作品が上映される特別招待作品部門では、役所広司が中国語で挑戦する『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』や、のん主演の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に[特別先行版]』、細野晴臣をフューチャーする『NO SMOKING』、佐藤健・鈴木亮平・松岡茉優らが出演、白石和彌監督作品『ひとよ』、そして宮野真守らが声優を務める『HUMAN LOST 人間失格』などが上映される。

© 2019 TIFF

© 2019 TIFF

© 2019 TIFF

© 2019 TIFF

© 2019 TIFF
第32回東京国際映画祭は11月5日(火)まで、六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)ほかで開催。一度にたくさんの話題作に触れる機会。邦画だけでなく「アジアの未来」「ワールド・フォーカス」など様々な作品が楽しめる本映画祭に、是非、足を運んでほしい。
第32回東京国際映画祭
公式サイト:https://tiff-jp.net
以上
(文・木下奈々子)