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「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013」が開催されました。


 7月12日より「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013」が開催。7月15日に長編部門(国際コンペティション)にエントリーされた『ロマンス・ロード』が上映され、監督と主演2人によりQ&Aセッションが行われました。映画祭は7月12日(金)~21日(日)まで埼玉県川口市にあるSKIPシティで開催された。また、本作は21日の授賞式にて、本年のSKIPシティアワードを受賞した。(取材日:2013/7/15)

(c)Nanako Kinoshita
写真左より、まつむらしんご監督、俳優の中村はるな、太田順子/ Photo by Nanako Kinoshita (c) KamoShika Works

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013の長編部門コンペティションでの「SKIPシティアワード」受賞作をピックアップします。

毎年、国内外からの長編・短編部門のコンペティションへの応募が集まり、2013年は7月12日から10日間の上映を経て7月21日(日)にクロージングセレモニーにて受賞作品が発表された。『ロマンス・ロード』は「SKIPシティアワード」受賞作品。監督のまつむらしんご氏はフリーの映像スタッフを経て、大学院に進学。長編を1本撮るという目標を持って大学院に入学して2012年に卒業。今回の出品作品は卒業制作になる。『ロマンス・ロード』は、彼氏の部屋で鉢合わせした2人の女性「タマミ」と「ジュノ」の物語。2人は意気投合して、偶然一緒に出かけた雑誌の取材での旅先で出会った小説家のために、模擬恋愛を試みる。その女性2人を演じたのは写真にある劇団東京乾電池に所属する俳優。劇団では後輩にあたる「ジュノ」役の太田順子さんはお酒が飲めないため、ビールを飲むシーンには苦労したと語る。映像に関して画質についてQ&Aセッションで質問されたまつむら監督は「大学院の先生にも指摘された」と苦笑い。本作では、撮影監督もまつむら氏が兼任。冒頭の長回しの暗い部屋でのシーンでは、「照明機材も限られているので画質が荒くなった」と言いつつも、絶妙な台詞まわしと間が高く評価され、このシーンで作品に引き込まれたと言う観客もいた。(Q&Aセッション撮影:木下奈々子)

「ロマンス・ロード」(監督:まつむらしんご/2012年/日本/115分/HDCAM)
「ロマンス・ロード」(監督:まつむらしんご/2012年/日本/115分/HDCAM)


【作品情報】

『ロマンス・ロード』
監督・脚本・撮影・編集:まつむらしんご
製作:安藤紘平、小林美也子
照明:藪下雷太
音楽:碇英記
録音:浅見孟
出演:中村はるな、太田順子、土屋裕樹、山本ゆめ、薮本悟司、深堀絵梨、小巻、石井玲美

(c)Nanako Kinoshita

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭   http://www.skipcity-dcf.jp/

※ 情報は掲載当時のものです。