劇団ひとりが山田洋次監督作品に初出演!!正式タイトルは『家族はつらいよ2』に決定!
国民的映画『男はつらいよ』の山田洋次監督がシリーズ終了後20年ぶりに生み出した映画『家族はつらいよ』。シリーズ第二弾『家族はつらいよ2』が来夏公開決定となった。山田監督作品の初出演となる、劇団ひとりの出演が発表された。

©2017「家族はつらいよ2」製作委員会
本作は2016年3月に公開され、“熟年離婚”をめぐり大騒動を繰り広げる家族の姿を滑稽に、 かつ温かく描いたストーリーで日本全国の劇場を大きな笑顔で包み、観客動員人数120万人、 興行収入13億円を記録した『家族はつらいよ』が、『家族はつらいよ2』として、さらにパワーアップして来年スクリーンに登場することが決定した。
キャスト陣として、お馴染みとなったあのお騒がせ家族・平田家のメンバーが再集結する。熟年離婚の危機を乗り越えた夫婦には橋爪功×吉行和子。長男夫婦を西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦を中嶋朋子×林家正蔵、次男夫婦を妻夫木聡×蒼井優が演じる。さらに周造(橋爪功)の高校時代の友人・丸田役を小林稔侍、居酒屋の女将・かよ役を風吹ジュンが演じるほか、この度、劇団ひとりが山田監督作品に初出演となった。
周造の旧友・丸田が突然死を遂げてしまうことから再び大騒動を巻き起こす平田家のもとに捜査にやってくる敏腕刑事役を演じる。劇団ひとりは、9月25日・クランクアップ時のインタビューで「僕はとにかく『男はつらいよ』の大ファンなんですが、直に山田監督に演出を付けてもらったり他の人に付けているのを見てると、本当に『男はつらいよ』もこういう風に作っていたんだろうなというのがわかったんですね」と撮影を振り返った。
「というのも、僕が階段を登って2階に上がって行くシーン。台詞はもともと無かったんですが、現場でこういう捨て台詞を言おうかとおっしゃって。『あなたが良い、他のはダメだ』という台詞を現場で言ってと言われた」という。「『男はつらいよ』って、階段を登って行く時に寅さんが捨て台詞をよく言う」と、「そして、それがまた面白いんです。こうやって映画も作られていたんだなというのがよくわかった」と語った。何気ない会話は「実はもう指先一つまで細かく指導されているんだなというのが凄く驚きでした。寅さんとたこ社長の喧嘩とかも、そんな風に作られていたのかなと思いました」と感慨深い様子。
- 劇団ひとりさん
お笑い芸人として、また俳優、映画監督としても活躍する劇団ひとりが演じる個性的な刑事と、パワーアップした<お騒がせ家族>がどんな物語を紡ぎ出すか、熟年離婚の危機を乗り越えた平田家を襲う新たな大事件は一体どんなものか。今から待ち遠しい。『家族はつらいよ2』は、2017年初夏全国公開。(編集・木下奈々子)
【STORY】
旧友との再会は、新たな大騒動への幕開けだった。
平田周造(橋爪功)と妻の富子(吉行和子)との離婚騒動から数年―。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した長男夫婦(西村雅彦・夏川結衣)は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!?嫌な役回りを兄妹夫婦(中嶋朋子・林家正蔵/妻夫木聡・蒼井優)でなすりつけ合ううちに、周造は意地でも運転を止めようとせず、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく―。
そんなある日、周造は居酒屋女将のかよ(風吹ジュン)とドライブ中に、故郷広島の同級生・丸田(小林稔侍)と偶然出くわす。かよの店で四十数年ぶりに酒を酌み交わしたその夜、周造が丸田を自宅に泊めたことから、平田家にはさらなる騒動が襲いかかることに!なんと、翌朝目覚めてみると、丸田が息を引き取っていたのだ!平穏な住宅街はまたたく間にサイレンとパトランプの喧騒に包まれて、救急隊は来る、警察は来る、そして鰻屋は来るわで、てんやわんやの大騒ぎに!!果たして平田家は再び平穏な日常を取り戻すことができるのか?崩壊寸前のお騒がせ家族、今度こそ絶対絶命の大ピンチ!?
【作品情報】
タイトル:『家族はつらいよ2』
原作・監督:
山田洋次
脚本:山田洋次 平松恵美子
出演:
橋爪功 吉行和子 西村雅彦 夏川結衣 中嶋朋子 林家正蔵 妻夫木聡 蒼井優
風吹ジュン 小林稔侍 劇団ひとり 他
制作・配給:松竹株式会社
制作スケジュール:2016年8月6日クランクイン、9月30日クランクアップ
公式サイト:kazoku-tsuraiyo.jp
【2017年初夏全国公開】