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第29回東京国際映画祭が開幕。レッドカーペット・イベントで俳優・監督たちが競演


ついに開幕した第29回東京国際映画祭。後半から小雨も降る中、ドレス・タキシード姿の俳優陣や監督、プロデューサーたちがレッドカーペットで競演した。


(c) Nanako Kinoshita
© Nanako Kinoshita

今年の東京国際映画祭ではフェスティバル・ミューズとして女優の黒木華(はる)が選ばれた。黒木華はJapan Now部門の「映画監督 岩井俊二の世界」でも上映される、岩井監督の最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』で主演を果たした。レッドカーペットの冒頭では、本映画祭のディレクター・ジェネラルの椎名保と登場した。

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袴姿でひときわ目立っていたのは映画『聖の青春』の松山ケンイチ・東出昌大、そして『ひゃくはち』『宇宙兄妹』の監督としても知られる森義隆監督。100年にひとりと言われる天才・羽生善治のライバルであった実在の棋士・村山聖(さとし)の人生を描く、本映画祭クロージング作品として注目を浴びている。役作りでかなり体重を増やしたと言われている松山ケンイチの熱演を期待したい。

© Nanako Kinoshita
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レッドカーペットの終盤に現れたのは、オープニング作品『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』からメリル・ストリープ。和風をイメージしたドレスで、小雨の降る中、堂々たる身のこなしだった。

そして歌手として活躍する平原綾香もレッドカーペットに登場した。特別招待作品『マイ・ベスト・フレンド』の日本版テーマソング「STAR」を担当した。本作は、名女優トニ・レコットとドリュー・バリモアの初共演作品。『トワイライト~初恋~』の女性監督、キャサリン・ハードウィックが二人の女性のリアルな絆をスクリーンに焼き付けたという。

また、他にもコンペティション部門や特別招待作品、特別上映、アニメーション特集など盛りだくさんのラインナップとなっている。アジアの未来部門や海外に特化した作品も多く上映される。是非、この機会に劇場に足を運んでほしい。

第29回東京国際映画祭は、本日10月25日から11月3日まで六本木ヒルズを中心に開催される。
公式HPは www.tiff-jp.net


文・撮影: 木下奈々子/ © Nanako Kinoshita
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