【カモシカワークス公式Web】

<レビュー> 第22回釜山国際映画祭「オープンシネマ部門」正式招待決定/映画『君の膵臓をたべたい』


刺激的なタイトルからは想像も出来ない物語の美しさと展開に、若い女性層を中心に“泣ける小説”として口コミが広がった原作「君の膵臓をたべたい」が浜辺美波(はまべ みなみ)と北村匠海(きたむら たくみ)により映画化。第22回釜山国際映画祭「オープンシネマ部門」への正式招待も決定している本作のレビューをお届けする。



© 2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 © 住野よる/双葉社

刺激的なタイトルからは想像も出来ない物語の美しさと展開に、若い女性層を中心に“泣ける小説”として口コミが広がり、2016年本屋大賞第2位、Yahoo!検索大賞2016小説部門賞受賞など、瞬く間にベストセラー小説となった「君の膵臓をたべたい」がついに実写映画化。

重い膵臓の病を患うヒロイン・山内桜良に、第7回「東宝シンデレラ」オーディションニュージェネレーション賞受賞(2011年 )の浜辺美波(はまべ みなみ)。桜良の病気を唯一知ることになるクラスメイトの【僕】役には、「DISH//」(ディッシュ)として音楽活動も行う北村匠海(きたむら たくみ)。これからの活動に目が離せないフレッシュな2人が、儚くも美しい高校時代を瑞々しく演じた。

今回、原作には無い12年後の≪現在≫が描かれており、≪過去≫と≪現在≫の2つの時間軸が交錯しながら物語が進む。そんな≪現在≫パートで教師となった【僕】に小栗旬、桜良の親友【恭子】を北川景子が演じ、物語を大きく揺り動かす。主題歌はMr.Childrenの新作「himawari」。情感溢れるメロディが心を揺さぶる。

また、『君の膵臓をたべたい』は第22回釜山国際映画祭「オープンシネマ部門」へ正式招待が決定したという。釜山国際映画祭は、1996年に創設された韓国・釜山で開催されるアジア最大の国際映画祭で、昨年の2016年は『君の名は。』や『怒り』などが出品されている。『君の膵臓をたべたい』は、現地時間10月15日(日)に「オープンシネマ部門」での上映を予定。当日は主演の浜辺美波と監督の月川翔が参加するという。また、本作は既に韓国での配給が10月25日より決定している。

誰もが想像出来ない結末と、タイトルに隠された本当の意味を知った時、あなたはきっと涙する。


© 2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 © 住野よる/双葉社

<オススメポイント/レビュー>

本作の「第22回釜山国際映画祭」正式出品のニュースは記憶に新しいが、映画作品としての魅力は主演の俳優陣の瑞々しさや「君の膵臓をたべたい」という言葉に隠された桜良(浜辺美波)の宝さがしのような謎解きにあるような気がする。膵臓の病を患う彼女が笑顔で振る舞い、いたずらっぽく話す姿が時に涙ぐましいのだが、ラストに向かうにつれて、彼女がどんな想いだったのかが、明らかになる。そして【僕】(北村匠海)が一生懸命に彼女のために振り回され、様々な表情を見せる。原作にない未来の【僕】(小栗旬)が学生時代の【僕】が成長した姿として線として繋がり、ラストに謎解きの答えが分かる瞬間。そのタイトルの意味も分かる。是非この感動の謎解きを体感してほしい。

(編集 木下奈々子)


【STORY】

高校時代のクラスメイト・山内桜良(浜辺美波)の言葉をきっかけに母校の教師となった【僕】(小栗旬)。彼は、教え子と話すうちに、彼女と過ごした数ヶ月を思い出していく――。

膵臓の病を患う彼女が書いていた「共病文庫」(=闘病日記)を偶然見つけたことから、【僕】(北村匠海)と桜良は次第に一緒に過ごすことに。だが、眩いまでに懸命に生きる彼女の日々はやがて、終わりを告げる。

桜良の死から12年。結婚を目前に控えた彼女の親友・恭子(北川景子)もまた、【僕】と同様に、桜良と過ごした日々を思い出していた――。そして、ある事をきっかけに、桜良が12年の時を超えて伝えたかった本当の想いを知る2人――。


© 2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 © 住野よる/双葉社

【作品情報】

出演:
浜辺美波 北村匠海
大友花恋 矢本悠馬 桜田通 森下大地/上地雄輔
北川景子/小栗旬

原作:
住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉社刊)

監督:月川 翔

脚本:吉田智子

音楽:松谷 卓
追加編曲:伊藤ゴロー
主題歌:Mr.Children「himawari」(TOY’S FACTORY)
オリジナル・サウンドトラック:WARNER MUSIC JAPAN

製作:市川 南

共同製作:
村田嘉邦 戸塚源久 弓矢政法 山本 浩 髙橋 誠 吉川英作 細野義朗 荒波 修 林 誠 清水美成

エグゼクティブ・プロデューサー:
山内章弘 上田太地

企画・プロデュース:
臼井 央 春名 慶

プロデューサー:
神戸 明

ラインプロデューサー:阿久根裕行

撮影:柳田裕男
美術:五辻 圭
録音:久野貴司
照明:加藤桂史
編集:穗垣順之助
助監督:二宮孝平
製作担当:濱﨑林太郎
音楽プロデューサー:北原京子
プロダクション統括:佐藤 毅

公式サイト:http://kimisui.jp/

製作:
東宝 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ 双葉社 ジェイアール東日本企画 博報堂 KDDI 日本出版販売 トライストーン・エンタテイメント S・D・P 東急エージェンシー GYAO トーハン

製作プロダクション:
東宝映画

配給:東宝


※掲載時の情報となります。
© 2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会
© 住野よる/双葉社