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<レビュー>神木隆之介主演・映画『3月のライオン』前編/国民的人気コミック連載10年を迎える年に、運命の実写映画化


“3月はライオンのように荒々しい気候で始まり、子羊のように穏やかに終わる”─春の訪れを表す英国のことわざだ。国民的人気コミック「3月のライオン」の連載10年を迎える年に、運命の実写映画化が実現した。



© 2017 映画「3月のライオン」製作委員会

親子、兄弟姉妹、友達、師弟─人と人を結ぶ愛を求めて魂がぶつかり合う感動のエンタテインメント〈2部作〉!


数々の栄えある賞に輝く、ベストセラーコミック「3月のライオン」。アニメ化・実写映画化でも人気を博した名作「ハチミツとクローバー」の羽海野チカが、2007年から青年コミック誌「ヤングアニマル」(白泉社)にて連載を開始し、17歳の将棋のプロ棋士を主人公としながら、男女・年代を問わず幅広い読者層の心を掴み、深く長く愛され続けている。そして、記念すべき連載10年目を迎える2017年、遂に実写映画化が実現した。

監督は大ヒット作『るろうに剣心』シリーズでアクションを極め、『プラチナデータ』『秘密 THE TOP SECRET』で驚愕の近未来に挑み、『ミュージアム』でまたしても日本映画の限界を突破した大友啓史。かつて「ちゅらさん」や「龍馬伝」で深い味わいを見せたヒューマン・ドラマに、真正面からじっくりと向き合う。


© 2017 映画「3月のライオン」製作委員会

主人公の桐山零を演じるのは、神木隆之介。10代からプロ棋士になった零と同様に、子役時代からプロの俳優としてキャリアを着実に積み上げ、声の主演を務めた『君の名は。』は国内興収で邦画歴代第2位を記録している。若手演技派俳優のトップ集団からも、1歩先を行く存在だ。

才能を磨き努力を重ね、現在の地位にたどり着いたその後も、前へ前へと進む表現者たちの運命的な出会いから、魂がぶつかり合う感動のエンタテインメントが誕生した。


© 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
▼神木隆之介(桐山零 役)
1993年5月19日生まれ。埼玉県出身。『妖怪大戦争』(05/三池崇史監督)で、第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し一躍注目される。その後も『劇場版SPEC』シリーズ(12~13/堤幸彦監督)、『桐島、部活やめるってよ』(12/吉田大八監督)、『バクマン。』(15/大根仁監督)、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(16/宮藤官九郎監督)など数々の話題作に出演し、傑出した若手演技派俳優として認められる。大友啓史監督とは、『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(14)に続いてタッグを組む。
『サマーウォーズ』(09/細田守監督)、『借りぐらしのアリエッティ』(10/米林宏昌監督)など声の出演でも高く評価され、主人公の声を務めた『君の名は。』(16/新海誠監督)は大ヒットを記録した。公開待機作に、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17/三池崇史監督)がある。

【STORY/前編】

中学生でプロ棋士としてデビューした桐山零は、東京の下町に一人で暮らしている。幼い頃に交通事故で家族を失い、父の友人である棋士の幸田に引き取られたが、ある事情から家を出るしかなかったからだ。深い孤独を抱えてすがりつくように将棋を指し続けていたある日、零は近隣の町に住む川本家の3姉妹と出会い、彼女たちとのにぎやかな食卓に居場所を見出していく。温かな支えを胸に、闘いへと飛び込む零。それは、様々な人生を背負った棋士たちが、頭脳と肉体と精神のすべてを賭ける壮絶な闘いだった……。


© 2017 映画「3月のライオン」製作委員会

【REVIEW/前編】

『3月のライオン』前編では、桐山零と、プロ棋士たちや幸田家、川本家の面々との関係性が見えてくる。将棋をテーマにした作品だけに、役作りのため各棋士役のキャストはプロから将棋のレクチャーを受けたという。主演の神木隆之介は元々将棋が好きだったそうだが、講師との対局を通じて将棋への理解が深まったようだ。鬼気迫る対局シーンでは、出演者たちがその多くを「将棋の対局」でキャラクターを演じてみせている。各キャストはもちろん対局シーン以外でも出演しているが、中でも前編では宗谷冬司(加瀬亮)は対局とその前後くらいしか出ていない。それにも関わらず、宗谷がどんな人柄か台詞と表情、たたずまいで観る者の想像をかき立てる。


© 2017 映画「3月のライオン」製作委員会

また将棋以外でも人間模様・背景が描かれているが、零が出逢った川本家の食事のシーンや、幼少期から数年を過ごしてきた幸田家で一緒に育った、愛憎入り乱れる感情をぶつけてくる幸田香子(有村架純)の演技も見どころだ。


© 2017 映画「3月のライオン」製作委員会

マスコミ試写では受付開始前から列ができるほどの注目作品。実際に前編の2時間19分は、自分の映画体験の中でも印象深い時間だった。撮影当初は迷っていたという神木隆之介が、零の将棋に対する思いや本当の気持ち、不器用でありながらも天性の勘・才能を、感覚的ともいえる台詞・演技で表現している。是非、劇場で確かめてほしい。

(文・編集/木下奈々子)


【作品情報】

監督:大友啓史

出演:
神木隆之介 有村架純 倉科カナ 染谷将太 清原果耶
佐々木蔵之介 加瀬亮
前田吟 高橋一生 岩松了 斉木しげる 中村倫也 尾上寛之 奥野瑛太 甲本雅裕 新津ちせ 板谷由夏
伊藤英明 / 豊川悦司

原作:羽海野チカ「3月のライオン」(白泉社刊・ヤングアニマル連載)

脚本:岩下悠子 渡部亮平 大友啓史
音楽:菅野祐悟

前編主題歌:ぼくのりりっくのぼうよみ「Be Noble (re-build)」(コネクトーン)
後編主題歌:藤原さくら「春の歌」(スピードスターレコーズ)

エグゼクティブプロデューサー:
豊島 雅郎 上田 太地 友田 亮

プロデューサー:
谷島 正之 竹内文恵 守屋圭一郎

撮影:山本 英夫(J.S.C.)
照明:小野 晃
録音:湯脇 房雄
美術:古積 弘二
装飾:渡辺 大智
VFXスーパーバイザー:小坂 一順
編集:早野 亮
DIプロデューサー・カラーグレーダー:齋藤 精二
音響効果:大河原 将
ミュージックエディター:石井和之
衣裳デザイン・キャラクターデザイン:澤田石 和寛
ヘアメイクデザイン・ヘアーチーフ:ShinYa
将棋監修:先崎 学
キャスティング:飯田 美保
スクリプター:松澤 一美
助監督:長野 晋也
制作担当:下村 和也
スチール:菊池 修

宣伝プロデューサー:櫻糀 恵介
ラインプロデューサー:梅本 竜矢

協力:
公益社団法人日本将棋連盟

製作:
映画『3月のライオン』製作委員会
(アスミック・エース、東宝、白泉社、アミューズ、アニプレックス、朝日新聞社、KDDI、電通、ロボット、毎日新聞社、GYAO、Hulu、ジェイアール東日本企画)

制作プロダクション:アスミック・エース、ROBOT

配給:東宝=アスミック・エース

映画公式サイト 3lion-movie.com
映画公式Twitter @3lionmovie
映画公式Facebook facebook.com/3lionmovie

<【前編】 3/18(土) 【後編】 4/22(土) 2部作連続・全国ロードショー!>


© 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
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